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転勤妻の日常*transfer life*

nana出産記■対面■


朦朧とした意識の中で
見せてもらったnanaは
ちょっとしわしわ気味で
アタマが宇宙人ちっくな形の小さな物体だった。

妊娠中に性別は聞かなかったけど
はじめから「nana」とお腹の子は呼んでいたので
そのままnanaに向かって名前を呼んでみたら
「ふにゃ」って言ったのが可愛かった。

当日(当夜)の対面の記憶はそれだけしかない。

後日papiから
へその緒を切らせてもらったとか
部屋に運ぶストレーッチャーに
私を乗せるのを手伝わされた(でかくて重いので・・・)とか
その時にpapiを見て私が呑気に「あっpapiだぁぁぁ」と
言った事とか

いろんなことが判った。

思い返してみると一大イベントのオイシイとこは
経験できなかった様な気持もするが
「母子共に健康な事が一番望ましいお産」って誰かが
言ってたし レ( ̄ー ̄)ナットク!!( ̄^ ̄/)かな。

その日papiは病室(全部個室なので)に泊まってくれた。

そして朝9:00病室にnanaが来た。

小さい!本当に小さい!
そこで初めて涙が出た。

手術台の上で見たnanaとは違う。
もうモノではなくヒトだった。

本当にヒトが入ってた。




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